ウォークラリー

美濃市内中心部には、旧今井家住宅や、江戸時代から建てられた古い町家が並ぶ「うだつの上がる町並み」があり、年間を通じて多くの観光客が訪れています。うだつとは、屋根の両端にある防火壁のこと。当時の豪商たちがその富を競い合うように、それぞれ立派なうだつをもうけました。

毎年4月に行われる美濃まつりでは、桜色に染めた美濃和紙で飾られた花みこしがまちを練り歩き、夕暮れには美濃流し仁輪加が演じられます。10月には美濃和紙あかりアート展を開催。うだつの上がる町並みが美濃和紙でつくられたあかりアート作品で彩られる一大イベントです。
美濃和紙のなかでも、原料を楮のみとし、伝統的な製法と製紙用具によるなどの厳しい要件を満たしたものは本美濃紙と呼ばれます。本美濃紙は2014年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。さらに東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の表彰状に美濃手すき和紙が採用されたことで、国内外からも大きな注目を浴びています。